という本を読みました。
(ちなみに表紙カバーイラストは、「ブラックジャックによろしく」で有名な佐藤秀峰さんによるものです)
友人の@kojingharangに貸してもらったホリエモン本シリーズ1冊目。
以下、本文からの引用メモ:
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p.127
サルにとって女の価値は「レアもの」かどうかに尽きた。多少、トウが立ち、容貌も色あせていたとしても「女優」に対しては、女神か女王様かという態度で接する。パーティピープルにとって、女優はレア中のレアだからだ。
逆に女子大生やOLに対する態度は、まあ実にひどいもんだ。
じっぱひとからげ。その他大勢。にぎやかし。
かわいくて、素直な性格で、服のセンスも良く、スタイルが抜群だろうが、女子大生は女子大生。サルは譲らなかった。
ところが、その子が、読モにでもなると、途端に態度が変わる。ヤツのなかで「順位」が上がり、<女子大生>ではなく<読モ>のカテゴリーとして扱うようになる。
その証拠が5台の携帯電話だ。金、銀、銅(正確には赤茶)、青、白に塗り分けられた携帯に入っているメモリは、一種の階級別になっているらしく、金にかかってきた電話の対応と、白にかかってきたそれとでは、同じ人間とは思えないほど見事に豹変した。さっきの話に戻せば、ただの女子大生は<白>、読モは<銅>に登録されるらしい。
(中略)
セレブの集まりには、厳密な階級、目に見えない<クラス>が存在していることを知った。
男の最上級、<クラス1>は某有名芸能事務所に所属するアイドルたちと、それに準ずる若手俳優だ。彼らは金を持ってはいないが、それを補って余りある圧倒的なブランド力を誇っていた。ヒルズパーティ的には、まさしく王侯貴族なのだ。
それに少し劣る<クラス2>が、上場企業の創業者だった。ITやファンド系の社長たち。王族のような権威こそないが豊富な財力と権力の持ち主というわけだ。
さらにその次の<クラス3>は、例えばIT系なら、上場こそしていないが年商10億前後の会社オーナーがそれにあたる。また億単位のギャラを得ている外資系ファンドマネージャーもここに位置する。ほかには、資産家ジュニア、大物政治家の息子、地方の有力企業の創業者一族たちーー。
<クラス4>は業界系が主流となる。テレビ局のPやD、大手商社や広告代理店の社員など、年収1000〜2000万円のいわゆる一般的な「勝ち組」と呼ばれる人たちだ。彼らは勝ち組としての自意識が強く自信満々なぶん、こうしたヒルズ的世界での下位扱いに不満をもつむきもある。だが、学校の勉強ができ、レールに乗って手にした社会的地位など、実力の世界ではその程度のことでしかなかった。
最後の階級、<クラス5>には、タレントや俳優の卵、無名のミュージシャン、裕福な一流大学生がくる。タレントやミュージシャンはルックスがいいし、大学生は高学歴で実家が金持ち。つまり、もしかすると将来、それなりの上位クラスに上がる可能性を持っているけど、上がるかどうかはあなた次第って人たちだ。「可能性」というチケットで、パーティの参加はOKだが、あくまでも最下層。
初めてドイッチュランチに行ったとき、俺は<クラス外>だった。
そして、株式会社伝書鳩を立ち上げ、やがてサルが「藤田さん」と呼ぶようになったとき、俺はクラス2〜3の中間ってところにまで上昇していた。
そうすると、誰を口説けるか。
アイドルだ。
p.148
収益は、すぐに投資に回せ
p.148
いい経営者になるなんてことは必要ない。ただ、有名な、誰もが知っている会社の社長になればいいんだ。人はな、いい物を買うんじゃない。自分が知っている物を買いたがる。もっと言えば、買って、人に自慢できるものを欲しがる。いい物が売れるんじゃなく、有名なものが売れるんだ
p.210
そう、記者クラブ。政府や役所の取材は、このクラブ加盟の記者以外できない仕組みになっているから、ですよね、みなさん。じゃあ、その記者クラブに加盟するには、どうすればいいのか。クラブ側の言い分には驚かされました。記者会見できちんと実績を作れって。その会見に入れないのに、どうやって実績、残せばいいんですか?
p.254
(今抱えている様々な問題に対して、本当は)答えはすでに出ている。あとは気付くだけだ。
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